体のコラム

健康について考えるコラムです。お時間ある時にご覧ください。

骨盤矯正+ストレッチで股関節の可動域アップ

腰痛でお悩みの方の股関節を動かしてみると、「か、硬い…」という方が非常に多いです。
股関節は立ったり歩いたりと移動を行ううえで大切な関節です。ある程度の可動域があれば普通の生活にそこまで支障はありません。
しかし、正常な可動域から大幅に下回っていることに気づかずにいると、腰痛などさまざまな症状を引き起こしています。
ストレッチをしている女性股関節は球関節(臼状関節)に分類され、屈曲・伸展・外転・内転・外旋・内旋といった3軸の動きが複合的に合わさって動きます。

屈曲

仰向けになり膝を曲げた状態で股関節を曲げていきます。膝をお腹に付けるような動きですね。
地面が0°として125°まで曲げることができれば正常です。

伸展

うつ伏せになり膝を伸ばした状態で足を上げていきます。地面が0°として15°まで足が上げることができれば正常です。
人間の筋肉の図、ハムストリングスと大臀筋の位置

外転・内転

外転は、仰向けになり膝を伸ばした状態で足をねじらずに腿(もも)の付け根から外に開いていきます。足を伸ばしたニュートラルな状態を0°として45°まで開くことができれば大丈夫です。
内転は外転とは逆に、内側に閉じるような動きです。足を伸ばしたニュートラルな状態から20°の可動域があれば正常です。

外旋・内旋

仰向けになり股関節と膝関節を90°屈曲した状態にし、大腿部を外側、内側にねじります。この時45°の可動域があれば正常です。

仰向けになり股関節と膝関節を90°屈曲した状態にし、大腿部を外側、内側にねじります。この時45°の可動域があれば正常です。

日常生活での立ち姿勢や座り姿勢の悪いクセは骨盤の歪みを生み、股関節の動きに影響を与えています。

たとえば、椅子に浅く腰掛け、腰から丸くなった姿勢で座るクセがある方。
この姿勢が続くと骨盤が後傾し、股関節周辺の筋肉でいうと“ハムストリングス(大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋の3つの筋肉で構成)”や“大臀筋”の緊張が強くなり、股関節の伸展、外転、外旋が動かしづらくなります。
この筋肉が硬いと立位・長座体前屈などは夢のまた夢…。
ストレッチをして硬い筋肉を伸ばしていくのですが、骨盤の歪みが強いと限界があります。
まず、骨盤矯正をして歪みをとり、その後にストレッチをしていただいたほうが効果はアップします。

長座体前屈をしている女性股関節の動きを良くすると、腰痛予防・解消の他に、

  • 下半身太り
  • むくみ、冷え性

などの改善にも効果が期待されます。

まずは自分の現時点の股関節の動きを把握し、「骨盤矯正+ストレッチ」で可動域を広げていきましょう。
当院では、お一人お一人のお身体の状態に合わせた、施術とアドバイスを行っていますので、お身体の硬さが気になるときは是非ご相談ください。

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