肩にコリを感じたときに凝っている箇所を揉んで一瞬はラクになった気はするものの、またすぐにコリを感じてしまう…というようなことはありませんか?
今回は「なぜ? そのようなことが起きてしまうのか…」についてお話したいと思います。
カラダのすべては繋がっている
体の各部位は独立しているわけではなく、すべての部分は「キネマティックチェーン(運動学的連鎖)」によって機能的に連結・連動しています。そのため、体のある部分に何らかの異常が起こると、運動学的に関連する他の部分に影響が出てくるのです。
冒頭でお話した「肩のコリ」が肩を揉んだだけでは改善されない理由は、このキネマティックチェーンにあります。
この場合、コリの症状が出ているのは「肩」ですが、その原因が肩以外の部位にある場合、「本当の原因となっている部位」を探り出し根本的なところにアプローチ(施術)をおこなわなければ症状は改善されないのです。
私たちの体は神経・筋肉・骨格のどこか一つに機能的な不具合があれば、その部分の近くや離れたところにその代償としての姿勢変化が起こります。
筋肉の過度の緊張または機能の低下によって関節の動きが悪くなってしまったり不安定になったりするのです。
そして、運動学的な連鎖反応は筋肉系・骨格系の両方を通して起こります。
筋肉は一見すると独立した組織のように思いますが、筋膜のネットワークを通して機能的に連動しているのです。
筋肉の収縮の状態は関節の可動性や安定性・非安定性を決定するため、筋肉と骨格の複合的なキネマティックチェーンが存在することになります。
キネマティックチェーンによる体への影響
キネマティックチェーンによる姿勢の変化として、膝から下の機能異常から起こる骨盤や脊椎、腕、顎関節の変位があげられます。
他にも、頚椎の機能異常が、ふくらはぎにあるヒラメ筋という筋肉の機能低下を起こす、という研究結果もあるのです。
過去に膝や足首に大きなケガをした経験のある方は腰痛になることが多いように感じます。
顎関節症の方の姿勢を矯正することで、顎関節症の症状が緩和されることもあります。
これらのことから、痛みなどの症状が出ている箇所と本当の原因となっている箇所は必ずしも一致しないということがわかります。
姿勢が悪くなる原因は日常生活によるものが多いですが、日常の生活動作だけではなく、体のどこかの筋肉や関節がうまく機能していないからかもしれません。
当院のカイロプラクティックで体のバランスを整え、筋肉と骨格がうまく連動するようにしませんか?
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