「熱波は体の老化を加速させる」――
そんな研究結果が国際的な科学誌『Nature Climate Change』に掲載されました。
研究チームは台湾で2万5千人近い人々を対象に、15年にわたり健康データを分析。
その結果、猛暑を経験した人は生物学的年齢が実年齢よりも速く進んでいることが確認されました。
具体的には、熱波を2年間で経験すると、平均で8〜12日分も老化が早まるといいます。(WIREDより引用)
ここでいう「生物学的年齢」とは、単なる暦年齢とは異なり、
細胞や臓器がどの程度健康に働いているかを示す指標です。
つまり、猛暑の影響は「しんどい」「疲れる」といった一時的な感覚だけではなく、
心血管疾患、糖尿病、認知症といった生活習慣病リスクの上昇につながる可能性があるということです。
研究者は、暑さによる影響は飲酒や喫煙にも匹敵すると指摘しています。
また、農作業や建設業など屋外で働く方、
あるいは冷却環境が整いにくい地域に住む方は特に影響を受けやすいことも分かっています。
近年はエアコンの普及で悪影響が軽減されつつありますが、
それでも熱波の頻度や強度が増している現状では、油断はできません。
健康を守るためには、こまめな水分・塩分補給、体を冷やす工夫、
そして「疲れをため込まないこと」が大切です。
当院では、背骨や骨盤を整えることで血流や神経の働きを改善し、
体が持つ回復力を高めるサポートを行っています。
施術後に「疲れが抜けやすくなった」「夜ぐっすり眠れるようになった」と実感される方も多く、
猛暑による疲労や自律神経の乱れに対応できます。
熱波による老化の影響は、将来の健康寿命に直結します。
「最近疲れやすい」「体調の波が大きい」と感じる方は、早めのケアが何より大切です。
この夏も非常に暑かったのでぜひ、体のメンテナンスを取り入れて、健康寿命を延ばしていきましょう。