みなさまの声

施術を受けられた方の感想です。

頚性うつと自律神経失調の関係

2024年6月に当ビル4階にメンタルクリニックが開院しました。

エレベーターは4階で止まることも多く、たくさんの方が通院されていることが覗えます。

一概には言えませんが、比較的若い20代~30代の方が多いのが印象的でした。

 

今は特に“頚性うつ”が増えているという報告があります。

頚性うつとは、

①首周りの筋肉の異常

②頭痛やめまい、吐き気などの自律神経失調精神的ストレス

③ ①+②由来の精神的不安感からくる、うつ症状が併発したものを指します。

 

 

「東京脳神経センターに来院する“うつ病”と診断された患者さんのうち、およそ9割以上がそれ(大うつ病や躁うつ病ではない)にあたります。つまりほとんどのうつ病は、首こり病(頚性神経筋症候群)の治療対象になるわけです。」

東京脳神経センター ホームページより抜粋

 

 

 

首回りの筋肉の異常でも特に多いのが、4つの後頭下筋群(大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋)の過緊張です。

後頭下筋群は4㎏程の頭を後ろから支え、常に目線を水平に保つために微調整をしてくれている筋肉です。

PCやスマホを長時間使用すると、前方頭位と言われる頭が前に突き出た猫背姿勢になります。

この状況が続くことにより後頭下筋群は緊張状態になり、それらを止めてからも簡単に弛緩しなくなり常時収縮した状態になります。

“真綿で首を締める”という言葉がありますが、正に時間をかけてじわじわ

と周辺の血管や神経を圧迫していきます。

後頭下筋群は後頭骨、第1頚椎、第2頚椎に付着していますが、当院では主に第2頚椎を主に調整し緊張を和らげる施術をしています。

明らかな頚椎の不整列などがあれば関節矯正を行っていきますが、そうでない場合は関節モビライゼーションを用いてソフトに可動域制限を回復させていきます。