体のコラム

健康について考えるコラムです。お時間ある時にご覧ください。

耳鳴りについて

みなさんはエレベーターで高層階に上がったり、逆に高層階から下がったりした際に、急に「キーン」とした金属音を耳にした経験ありませんか?
また、夜も更け深夜寝静まった際に、物音はしていないはずなのに突然「キーン」と音を感じたり、温かい家の中から寒い家の外に出たときなど同じく音を感じたりしたことはありませんか?
このような状態を「耳鳴り」といいます。
今回はこの「耳鳴り」についてお話していきます。

■耳鳴りとは?

実際には音がしていないのにもかかわらず、何か音が聞こえるように感じる現象です。
音の種別としては「キーン」とした高い金属音や「ボー」「ジー」という低音、他にも「ゴォォォ」「ブクブク」「ザッザッザッ」など人によって感じる音に多少違いはあります。

■耳の機能と構造

ヒトの耳の内側は大きく分けると、①外耳(がいじ)、②中耳(ちゅうじ)、③内耳(ないじ)の3つに分けられます
音の通り道としては、
音の伝わり方
という順番で伝わっていきます。

①外耳
耳介(じかい:耳のことです)で音波を集めます。外耳道はこの音波を中耳に伝えます。
音波は鼓膜を振動させ中耳へと伝えます。
耳の構造図
②中耳
鼓膜は耳小骨(つち骨・きぬた骨・あぶみ骨)が繋がっており、この耳小骨を経由して音の振動を内耳へと伝えます。耳小骨は鼓膜の振動を約3倍に増幅して伝える働きがあります。
③内耳
蝸牛(かぎゅう:聴覚担当)と前庭(ぜんてい:平衡感覚担当)からできており、蝸牛内部のリンパ液が耳小骨の振動で揺れ、この揺れを感覚細胞がとらえて電気信号に変え蝸牛神経に伝わります。
そして、電気信号は蝸牛神経を通り大脳に伝わり信号を認知したとき「音」と認識します。

■耳鳴りの原因

耳鳴りの原因は下記のようにさまざまです。

  • 音の通り道のいずれかの箇所にて発症する病気
  • 耳小骨の働きがうまくいかないとき
  • 耳に異物が入っている・耳垢がたまっている
  • ライブやヘッドホンなどで大きな音を聞いた

などです。
カイロプラクティック施術の様子
他にも脳梗塞など脳の疾患や自律神経失調症、更年期障害などによっても耳鳴りは起きることがあります。
病気の疑いがあるときは、速やかに耳鼻科などの専門医にご相談ください。
また、最近ではストレスや首の緊張が原因で耳鳴りが起きているともいわれています。
そのようなときは、ウォーキングや軽いランニングなどの運動やカイロプラクティックが有効です。
カイロプラクティックは首の緊張を和らげ、骨盤や背骨を整えることで自律神経が整いストレスも解消しやすくなります。
当院では、お一人お一人の症状に応じた施術やアドバイスをおこなっていますので、いつでもお気軽にご相談ください。

「首の緊張緩和」「自律神経」「体バランス」のことなら
国立駅前カイロプラクティック整体院