体のコラム

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慢性腰痛に対する脊椎マニピュレーション療法(SMT)に関するCochraneレビュー(2024)

これはCochraneが実施・出版する厳格なカイロプラクティックに関するシステマティックレビュー(論文)の要約です。

 

 

 

慢性腰痛に対する脊椎マニピュレーション療法(SMT)に関するCochraneレビュー

前提:カイロプラクティックは脊椎マニピュレーション療法(SMT)を提供する専門分野とされています。

対象:成人の慢性(12週間以上)非特異的腰痛に対する脊椎マニピュレーション療法(SMT)の効果と安全性を評価した系統的レビューです。

結論:SMTは短期〜中期において、痛みと機能の改善をもたらす可能性がありますが、効果の大きさや持続性にはばらつきがあり、証拠の確実性は限定的です。

有害事象:施術後の一時的な痛みや不快感などの軽微な有害事象は比較的よく報告されますが、重篤な有害事象はまれであり、報告方法や試験規模の差により正確な頻度推定には不確実性があります。

臨床的含意:SMTは非薬物的治療の選択肢の一つとして検討可能です。患者の希望や他の治療法との比較、コスト、安全性を踏まえて選択することが推奨されます。長期効果や重篤有害事象の評価にはさらなる高品質な研究が必要です。

 

de Zoete A, et al. Spinal manipulative therapy for adults with chronic low back pain. Cochrane Database of Systematic Reviews. 2024 (更新版).

原文リンク(参照):https://www.cochranelibrary.com/cdsr/doi/10.1002/14651858.CD008112.pub3/full